一人旅をこよなく愛する、アラカンサラリーマンのOusuiです。
私は、2017年11月に、JRの鉄道路線を全線完乗しました。
50代を目の前にして、学生時代以来となる「乗り鉄」の世界に復帰し、どのようにしてJR全線完乗に至ったかを綴っていきます。
2012年9月2日 内房線(+小湊鉄道・いすみ鉄道)
前回は、青森から東北地方を南下して、最後には北関東3県を巡る長旅でしたが、今回は日帰りで千葉方面の未乗路線を乗りつぶします。
品川から横須賀線・総武線の快速に乗車して、1時間あまりで五井駅に向かいます。
五井駅の小湊鉄道のホームで、いすみ鉄道との連絡乗車券(1,600円)を購入。別々に買うと2,000円以上かかるのでかなりお得です。
11時ちょうど発の列車に乗車。車両は、ロングシート2両編成のディーゼル車でした。
五井駅に到着したタイミングではゲリラ豪雨に見舞われましたが、列車が出るころには雨は小降りになりほとんど気にならなくなっていました。
小湊鉄道は、大正末期から昭和初期にかけて現在の路線が開業し、100年近い歴史を誇ります。そのため、沿線の駅舎・ホーム・橋梁・トンネルなど多くの施設が鉄道記念物に指定されています。
養老渓谷で、元々少なかった乗客の大半が降りていき、12時8分に終点の上総中野に到着。
木造の小さな駅舎で改札口等は無く、待合室のみとなっています。駅前は広々としており、気持ちが良いところでした。
駅から少し歩いたところにあった食堂で昼食をとり、12時44分発のいすみ鉄道線に乗車。
黄色い塗装にムーミンが描かれた、いすみ300型で1両のみのワンマンカー。今年になって導入されたピカピカの新車で、座席はセミクロスシートになっています。
いすみ鉄道は、旧・国鉄およびJR東日本の木原線を1988年に引き継いだ第3セクターの鉄道事業者です。第3セクター移行後も赤字が続き、経営立て直しのために、社長を一般公募したことでも知られています。(※ 増収策の一つとして、2013年に開始されたレストラン列車「レストラン・キハ」は、2022年9月で終了したようです)
途中、ムーミンが釣りをする鉄橋を渡ったり、山の上にある大多喜城を眺めたりしながら、13時35分に終点の大原に到着です。
大原からはJR線に乗り換え、14時27分発の列車で安房鴨川へ向かい、15時14分に到着し、わずか2分の乗り継ぎで、15時16分の館山行きへ乗車。
安房鴨川から先は、JR内房線となりますが、安房鴨川~保田までが未乗区間として残っていました。
安房鴨川は、現在では内房線と外房線の分岐駅となり、各々が千葉方面につながっていますが、千葉方面から最初に線路がつながったのは現在の内房線の方で、1925年に太海~安房鴨川間が延伸開業した時になります。
電車は太平洋に沿って走りますが、千倉から先は海を離れて内陸部を横断し、15時56分に館山へ到着。
乗り継ぎが良すぎて、改札の外に出る時間がないのですが、館山駅は1999年に「関東の駅100選」に選ばれており、南欧風のお洒落なデザインの駅舎が印象的でした。
この時はどうだったか記憶がないのですが、2018年に館山駅を訪れた時は、構内に地元出身の「X Japan」のメロディーが流れていました。2019年には、発車メロディにも使われているようです。
16時3分発の木更津行きに乗車します。
2012年8月に現在の内房線が木更津まで延伸し、同年12月に久留里線の木更津~久留里間が開業して、今年でちょうど100年になるようで、それを記念したヘッドマークが先頭につけられていました。
館山からは、東京湾に沿って走り、文字通りの「内房」線となります。
20分ほどで、保田駅に到着。中学時代は千葉市に住んでいて、その時のクラスメートと鋸山に行ったときに蘇我~保田間の内房線に乗っていますが、その時以来の訪問となりました。
これで、内房線の未乗区間はクリアです。
その後は、内房線の木更津駅まで乗車し、アクアラインを経由するバスで東京に戻りました。
今回の総括
最後に、今回乗車した路線・区間・距離をまとめておきます。
JR線
会社 | 路線名 | 乗車区間 | 乗車キロ |
JR東日本 | 内房線 | 安房鴨川 – 保田 | 51.9 |
私鉄・第3セクター線
会社 | 路線名 | 乗車区間 | 乗車キロ |
小湊鉄道 | 小湊鉄道線 | 五井 – 上総中野 | 39.1 |
いすみ鉄道 | いすみ線 | 上総中野 – 大原 | 26.8 |
合計 | 65.9 |
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